モモツキ桃源郷

【コミケの隣人トラブル】朝行ったら、まずは両隣に挨拶しよう!

【コミケの隣人トラブル】朝行ったら、まずは両隣に挨拶しよう!
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こんにちは。明日からいよいよ、表現の祭典「コミックマーケット105」の開幕です。

コミケというと毎回多かれ少なかれ話題になるのが、サークルの“隣人トラブル”です。

隣のサークルの荷物やお客さんが自分のスペースにはみ出てきて、それを是正する様子も悪びれる様子もない

みたいな事象について、コミケ終了後の夜にTwitterでお気持ち表明するやつです。大抵そのお気持ち表明では、隣のサークル名について直接的には言及されていません。しかし大抵の場合スペース番号から逆算して“犯人”をあぶり出すことができるため、外野が勝手に炎上させて、次の日に当該サークルが謝罪文を掲載するまでがワンセットのエクストリームスポーツとなっております。みなさんも見たことがあると思います。

本日は、コミケに数回の出展経験のある立場から、このような“隣人トラブル”を少しでも軽減させるための、イノベーティブでアンビリバボーでブレイクスルーなソリューションについてご紹介します。

究極にして唯一の“隣人トラブル”回避法

それは…

【回避法】挨拶しろ!
【回避法】挨拶しろ!

以上です。もうこの記事を閉じていただいても構いません。挨拶をしましょう。具体的には、朝、自分のスペースに到着したらまず挨拶しましょう。

「おはようございます、隣のサークルの者です。今日はよろしくお願いします!」

マジでこれだけで十分です。

朝のクソ忙しい準備中はマジで色々バタついてるので、まずはこれぐらいに留めておいて、設営が一段落したタイミングで、名刺などを渡して改めて丁寧な挨拶をしても良いかもしれません。僕はこのタイミングで、「もし荷物とかがお邪魔してしまうことなどがあったら、すぐ直すので仰ってください!」と伝えています。

挨拶をすると何がうれしいのか

一言でいえば、挨拶が「私は敵ではない」と相手に伝える最も原始的で効果的な手段だからです。

コミケでは、びっくりするほど常識を持ち合わせない妖怪がかなりの確率で現れます。常識を外れた事象が起こったら一気に警戒度MAXで見られる環境の中で、お互いが妖怪ではなく人間であることを確認し、どんな感じの人かを知っておくことが重要なのです。

お客さんが隣のサークルの前にはみ出してしまって邪魔をしてしまうという事象は、多かれ少なかれ必ず発生します。一つの長机を二つのサークルでわけあって使っているわけですから、狭いコミケ会場では無理もないことです。

だからこそ、悪意がないこと、何か迷惑をかけたら是正する心持ちがあることを最初に示すことで、お互いに何かあれば気軽にコミュニケーションが取れる関係性を朝の時点で築いておきましょう。

自分が「加害者側」の時は、挨拶をしておくことで、事前の苦情もなくいきなりインターネットお気持ち表明に持ち込まれて炎上させられることを回避しやすくなります。

自分が「被害者側」の時は、挨拶をしておくことで、何かあった際に声をかけやすくなり、あるいは朝の時点で「こいつ完全にやべーやつだ!」という地雷を検知することができます。

幸い弊サークルは、これまで素敵なサークルさんの隣にご一緒させていただくことができておりますが、もしかしたらこちらから何らかのご迷惑をおかけしてしまったこともあったかもしれません。迷惑をかけることもかけられることも、どちらもあり得るという謙虚な精神を持っておきましょう。

他にもある!挨拶のメリット

普通に隣のサークルさんと仲良くなれて嬉しい、というメリットがあります。コミケの隣人サークルというのは基本的に同じジャンルで同じものを愛する戦友であり、そこから一生の友人が生まれることだってあるかもしれません。そこまでではなくても、暑いですね寒いですね、ちょっと人通りが落ち着いてきましたね、という話をするだけで楽しいものです。

さあ、挨拶をしましょう。別にハイパーコミュ強になれというわけではなく、一言「おはようございます、よろしくお願いします」という最低限の挨拶があるだけで、コミケというハレの日がずっと気持ちよく楽しいものになりますよ!

避けたほうがいい挨拶

名刺代わりに新刊を無料でプレゼントすることがあります。ただしこれは、交換に相手も新刊を渡さねばと気を使わせてしまう可能性があるため、良し悪しがあります。弊サークルも新刊交換をしたことがありますが、相手に気を使わせてしまうことの怖さの方が勝つため、基本的には避けています。出展ジャンルでの文化なども尊重しながら、ケースバイケースで行いましょう。(我々側は全然気にしないので、いつかお隣になった方、お気軽にお声がけください!)

また、食品系のお裾分けは、センスに自信がなければ避けたほうが無難です。知り合いからお菓子を差し入れしてもらったり、暑い夏にお水をいただいたりしたら素直にありがたいものです。しかし、もしあなたが得体の知れないキモオタであり、得体の知れない謎のお菓子傷みやすい食品を渡したとしたら、もらった側は怖がるか困ります。

逆に飲食系の評論島なんかでは一切気にしなくて、挨拶代わりに食品を贈り合う、みたいな文化があったりするのでしょうか?わかる方がいたら教えてください。

これもケースバイケースなため、少々無責任な書き方になり申し訳ないのですが、食品を渡すのは絶対ヤメろ!という趣旨ではなく、心配ならやめておく方に倒すほうが事故が防げて安心というお話です。

だいたい無茶苦茶な隣人にあたったからといって、お気持ち表明という手段に打って出る前にやることがあるだろうという気持ちはあります。直接伝えたり、スタッフに頼ったり、然るべき手段をとった上でも非常識な態度を取られてしまったということなのかもしれませんが…。

とにかく、自分が迷惑をかける側・かけられる側のどちらにも回る可能性があるという前提に立ち、お互いに声をかけやすい関係性を即座に構築しましょう。そのために必要なものはただ一つ。朝、挨拶しよう!

そんな弊サークルは、今回C105に出ません。出ないタイミングじゃないとこういう記事書けないので、今回はこのようなよみものを書いてみました。

こういうTipsをいろいろ詰め込んだ本を、ニコニコ超会議2025・クリエイタークロスと、C106での頒布に向けて準備中です。@togenkyoworksをフォローして、ぜひ続報をお待ちください!

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